韓国銀行が28日に発表した1月の国際収支動向(速報値)によると、先月の経常収支は5億1000万ウォンの赤字となった。経常収支が赤字となったのは昨年8月以来5か月ぶり。前月に比べ輸出が大幅に減少したのに対し、輸入が増加したことで商品収支の黒字規模が縮小したことに加え、海外旅行者の増加でサービス収支赤字が拡大したことがなどが背景だ。
 輸出は281億2000万ドルで、前月より6億5000万ドルの減少となった。これに対し輸入は277億8000万ドルで、商品収支黒字は12億1000万ドルと、前月から7億4000万ドルの縮小となった。

 サービス収支は旅行サービス支出が増えたことから赤字規模が前月より6000万ドル多い19億4000万ドルとなった。年末年始の海外旅行客が大幅に増えたことから旅行収支赤字が拡大しており、旅行収支赤字だけで14億7000万ドルに達している。これは旅行シーズンだった昨年8月の13億9000万ドルをも上回る規模だ。

 所得収支は利息収入が増えたが、配当金支払いが減ったことから前月より黒字規模を拡大し、5億5000万ドルの黒字を記録した。経常移転収支は赤字が広がり3億2000万ドルの赤字となった。


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