盧大統領は、「北朝鮮が開発した核兵器を必ず使用するだろうか、絶対に放棄しないだろうかと考えた時、使用するよりしないほうが、保有しているより捨てるほうが利益が多く安全であればそちらを選択するだろう」と述べた。その判断に当たっては、現時点では韓国と米国の判断が大変重要にかかってくると強調した。
また、北朝鮮の核兵器を攻撃用とみることはできないといった発言をし、「これは北朝鮮に寛大なのではなく、冷静な事実関係を述べているだけ」と主張した。北朝鮮は共存ができるか、敵対関係を清算し平和構造を定着させ貿易と協力で友好関係を結ぶことができるかという確信があれば、核兵器を捨て改革開放の方へ進むはずだと強調した。韓国は開放を通じ利益を得ることができるという信号を北朝鮮に与える必要があり、韓国政府は状況が悪化したときにも一貫してそれを行ってきたと主張した。
その一方で、米国の場合は判断がクリントン、ブッシュ政権で異なり、ブッシュ政権でも状況により異なり、また別の意見も存在するなど、韓国のように一貫していなかったと指摘した。これが一方向で定着し長期的に固まれば相手も判断がしやすくなるとし、そうした相互信頼を構築すれば道は開かれると強調した。
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