海外各国に駐在する韓国大使100人余りが集結し、1年間の外交課題の履行状況などを振り返る「2007年度在外公館長会議」が26日に開幕した。
 外交通商部の宋旻淳(ソン・ミンスン)長官は開幕のあいさつで、「今年は朝鮮半島の未来の政治・安全保障・経済の下絵が描かれる一年になる」と述べた。近年の韓国外交は北朝鮮核問題の実質的な解決過程への進入、戦時作戦統制権移譲を含めた韓米同盟の未来志向的な調整、韓米自由貿易協定(FTA)締結など重大な課題を抱えていると指摘した。

 特に北朝鮮核問題に関しては、先の6カ国協議の合意に基づき、3月19日に予定されている次回6カ国協議以前に5つの作業部会を開催し、具体的な計画を立てると説明した。こうした計画や当事国間の別途のフォーラムを通じた朝鮮半島平和体制論議、6カ国協議、南北対話という好循環的関係にある3要素を結合させることで、北東アジアの平和と協力の秩序を築くに当たり韓国が主導的な役割を果たすべきだと強調した。

 また宋長官は、今年の外交5大課題として▼正常外交成果の極大化▼世界各国との戦略的友好関係樹立▼朝鮮半島内の平和定着▼韓米FTAの妥結成功▼領事サービスシステムの定着――を挙げた。

 会議は来月1日まで開催され、全体会議のほか地域別会議、機能別小グループ会議などが行われる。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権発足以後の主要外交課題の達成状況を協議するほか、平和と繁栄の北東アジア時代構築に向けた基盤作り、先進通商国家実現のための経済外交強化、在外国民保護の強化と良質な領事サービス提供などについて話し合う。


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