国家情報院の金万福(キム・マンボク)院長は26日、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の体制統制力は健在との分析を明らかにした。外交通商部で開かれた「2007年度在外公館庁会議」の講演で述べたもの。
 国家情報院側によると、金院長は「北朝鮮の経済難が長期化しており、西側の思潮の流入も拡大しているが、金総書記が確固たる権力を掌握し権力層に派閥がない点から、全般的に体制の統制力は健在だ」と述べた。

 また昨年12月以降、北朝鮮のクーデター鎮圧説や政治犯収容所の集団脱北説などの噂が広まっていると言及し、これは北朝鮮軍の定例冬季訓練と国境警備隊対象の検閲などが行われるなか、北朝鮮体制の閉鎖性と情報ブローカーによる間違った情報伝達などが絡み合ったためだと説明したという。


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