北朝鮮の外交官がモスクワからフィンランド・ヘルシンキに向かう途中、外交官であることを証明する書類を提示しなかったことから、列車からの下車を命じられた連行された事件があり、北朝鮮政府がフィンランド政府に対し調査を求めている。
 AP通信によると、事件は13日に起きたもの。モスクワからヘルシンキに向かう列車で、2人の外交官が検札に来た車掌に乗車券を提示しなかったことから強制的に列車を降ろされ、現地の警察に連行された。スウェーデンの当局者が彼らが外交官であることを確認した上で釈放され、2人はヘルシンキを経由してストックホルムに向かったという。

 フィンランド外務省報道官は、「彼らは外交書類を提示しなければならないのになにも提示しなかった。これは外交的問題ではなく、純粋な司法的問題だ」と話している。現地メディアによると、2人は英語が話せず、警察は彼らを降ろすために催涙ガスなどを使用したという。


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