1992年に1億9000万ドルでスタートした両国間の貿易は、この14年間で50倍以上の成長を遂げた。特に昨年は貿易収支が1998年以来8年ぶりに黒字(約6億ドル)転換した。この数値は大企業の第3国生産製品輸入増、フィンランドなどを通じた迂回(うかい)輸出など間接貿易は反映しておらず、これを含めれば実質貿易規模はさらに拡大するものと思われる。
対ロシア輸出が最も増加した品目は乗用車で、15億2000万ドルに達した。次いで合成樹脂(5億5000万ドル)、鉄構造物(4億ドル)、自動車部品(3億7000万ドル)と続いた。輸出増加率も、乗用車が58.3%、自動車部品が167%、カラーテレビが273%と高い数値を示している。これはロシア人の購買力上昇と韓国企業の現地化戦略の成功によるものと分析される。携帯電話輸出は前年に比べ23.8%減少したが、これは通関強化による製品単価の上昇、ノキアなど他国メーカーとの競争激化が主な理由と思われる。
対ロシア輸入品目の第1位はアルミニウムで、8億9000万ドルだった。以下、原油(8億4000万ドル)、ナフサ(3億9000万ドル)、ニッケル(3億5000万ドル)と続いた。また、増加率では魚卵(54.8%)、カニ(48.5%)、タラ(10.0%)など水産物が高い数値を示した。
KOTRAは、ロシアの世界貿易機関(WTO)加盟を控えグローバル企業の現地投資が活性化している中、韓国企業も現地進出を検討する必要があると指摘した。1部の機械類では一時的無関税を適用するなど貿易環境が改善されているほか、建設、プラント分野進出も有望だとの見方だ。
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0