6カ国協議で北朝鮮首席代表を務める金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官が来月初めニューヨークを訪問し、13日に発表された合意文書の履行策についてヒル国務次官補ら米国代表団と集中的に話し合う方針と分かった。
 ワシントンの消息筋が22日、聯合ニュースの電話取材に答えた。金次官は「米朝関係正常化」作業部会の会議に出席するため、来月初めのニューヨーク訪問を計画しているという。訪米が最終確定したわけではないが、訪米する場合の日程は来月5~7日、8人程度の人員となる可能性が高いという。これに先立ち、北朝鮮の韓成烈(ハン・ソンリョル)前国連次席大使が最近密かにニューヨークを訪れ、北朝鮮への食糧支援問題などを米国側関係者と協議するなど、金次官一行の訪米に向けた事前作業を進めたとされる。

 金次官が先月ベルリンでヒル次官補と会合した際、ライス米国務長官の訪朝問題を協議したという観測も出ているが、公式的には確認されていない。米国務省関係者も現時点で米国官僚や民間人の訪朝計画はないとしている。

 一方、外交通商部の宋旻淳(ソン・ミンスン)長官は3月初めに訪米し、ライス長官と会談する計画だ。合意文書の詳細な履行策や作業部会の稼動策、北朝鮮へのエネルギー支援、朝鮮半島の平和体制問題などを協議する。また、朝鮮半島問題を総括することになる新任のネグロポンテ米国務副長官は来月1~6日、韓日中を歴訪し核問題を話し合う予定となっている。合意文書の履行に向けた動きが一気に進むことが予想される。


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