国防部の金章洙(キム・ジャンス)長官が22日、韓米国防相会談開催のため米国に向け出発した。滞在中はワシントンでゲーツ国防長官と会談し、朝鮮半島戦時作戦統制権の韓国移譲と在韓米軍基地移転、国連軍司令部任務と責任調整など、韓米の軍事懸案について話し合う。金長官とゲーツ国防長官との会談はこれが初めてとなる。
 特に今回の会談で注目されるのは、作戦統制権の移譲時期だ。米国は当初の2009年移譲から1歩譲り2010年を提示したのに対し、韓国側は朝鮮半島安全保障状況や北朝鮮抑止戦力確保時期などを考慮し2012年が妥当だと主張している。政府の一角では、今回の会談で2012年移譲で合意する可能性が高いとの見方が出ている。

 在韓米軍基地移転については、合意していた2008年末までの完了という日程は遅延を免れないとの認識で一致し、早期の再配置完了に向け最大限協力することで合意する計画だ。

 国連軍司令部問題では、すでに両国の外交・国防部分野関係者実務クラス協議体を構成し共同研究を進めることで合意している。今回の会談でもこれを再確認するものと思われる。

 金長官は米国での日程を終えた後、25日に日本を訪問する。久間章生防衛相と会談し、両国の軍事交流協力増進案などについて話し合う予定だ。韓日国防相会談は2004年1月以来、2年ぶりのこととなる。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0