北朝鮮の朴吉淵(パク・キルヨン)国連大使は「米国が主張した国連開発計画(UNDP)支援資金の流用疑惑は、政治的意図によるねつ造」との考えを強く示すとともに、何も問題はないため対北朝鮮活動に対する国連機関からの外部監査は気にかけないとの立場を明らかにした。 朴大使は21日に公開された潘基文(パン・ギムン)国連事務総長あての書簡で「UNDPをはじめ国連機関の対北朝鮮活動は、国連規定に従い公正に行われてきた」とした上でこのように述べた。北朝鮮によるUNDP資金流用疑惑はウォールストリート・ジャーナルが先月報じたもので、これに対し米国などが外部監査を要求していた。
 朴大使はまた、ここ数十年間北朝鮮は国連機関と協力関係を維持しており、これが今後も続くことを願うとしつつも、外部監査が対北朝鮮国際支援を政治的に利用しようとする米国の試みに悪用されるならば受け入れず、結果も非常に厳しいものになるだろうと警告した。 

 外部監査は、先月から3か月間の期間を設け、国連会計監査官がUNDPをはじめ国連機関の対北朝鮮活動について行うとされる。UNDPは資金流用疑惑に関連し、外部監査の結果により対北朝鮮事業計画を一部調整する考えを示している。


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