6カ国協議で米国首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア担当)は、6カ国協議合意に基づき設置される非核化の作業部会では初期履行措置60日以内に北朝鮮のすべての核プログラムを把握するための話し合いを行うとし、これに高濃縮ウラン問題も含まれると説明した。
 20日に放送された米ABC放送とのインタビュー内容を米国務省が21日に伝えた。ヒル次官補は、「われわれは北朝鮮の高濃縮ウランについて知っていることを徹底して追及する」と強調した。この問題については現在北朝鮮は否定しているとしながらも、「われわれはこの問題を扱う。北朝鮮もこの問題を互いに満足いくよう扱うと述べている」と明らかにした。

 北朝鮮がこれまでに生産したプルトニウムの量は50キログラム余りと推算されるという。ヒル次官補は、これをすべて北朝鮮から搬出し国際監視に任せるべきとの考えを示した。また、核プログラム把握のための話し合いの次段階については「これを正確に公開すること」を目標としていると説明した。

 最後にヒル次官補は、北朝鮮の非核化を前提とした対北朝鮮関係正常化の用意を明らかにするとともに「核兵器を持つ国との関係正常化はない」と述べ、改めてくぎを刺した。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0