京畿地方警察庁外事課は21日、韓日間で違法為替取引を行った44人を外国為替取引法違反の疑いで摘発した。このうち国内送金役の6人を拘束・立件し、29人を在宅のまま立件した。逃走した両替募集総責任係など9人については指名手配している。このほか違法為替取引口座の利用常習者28人も非拘束で立件し、摘発者数は合わせて72人に上った。
 警察によると、容疑者グループは2004年1月から3年間、韓日両国に180件余りの違法為替取引用口座を開設し、約1万人の送金依頼者から2592億ウォンを受け取っていた。依頼者の親戚などに10万回にわたり両替を行い、両替金額の0.7%に当たる18億ウォンを手数料として得ていた疑い。日本での両替募集や現金運搬、国内送金など役割を分担し、脱税しようとした貿易業者や日本での不法滞在者などを相手に違法両替を行っていた。

 また、覚せい剤常習投薬の容疑で昨年3月に拘束された容疑者6人が、日本の暴力団から購入した覚せい剤1キログラムの代金1500万ウォンを違法為替取引口座を通じて送金したことも明らかになった。警察は小規模事業者や留学生といった現金運搬役が1000万~1億円を旅行かばんに隠して韓国に入国し、空港でまったく摘発されていないことを突き止めており、現在捜査を拡大している。


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