南北協力基金の昨年度の事業支援費1兆681億ウォンのうち、実際に執行された金額は全体の43.3%に相当する4621億ウォンにとどまったことがわかった。統一部が19日に明らかにした。南北関係がぎくしゃくし、予定されていた北朝鮮へのコメ・肥料支援が先延ばしになったことが影響したと分析される。
 項目別では、対北朝鮮コメ借款支援金1672億ウォンのうち、執行されたのは270億ウォンだった。対北朝鮮肥料支援や水害物資支援など人道支援に割り当てられた3078億ウォンも、肥料の追加支援が話し合われず2125億ウォンを執行しただけだった。開城工業団地事業や軽工業原材料提供など経済協力基盤造成事業には4769億ウォンが計画されていたが、執行額は31.9%の1520億ウォンにすぎない。離散家族関連行事も昨年7月以降中断されており、支援金206億ウォンの半額にも及ばない99億ウォンを執行するにとどまった。南北交流協力には支援費246億ウォンの半額を若干上回る126億ウォンが支出された。


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