金日成広場には若者が集まりダンスを踊った(朝鮮中央テレビ撮影)=16日(聯合)
金日成広場には若者が集まりダンスを踊った(朝鮮中央テレビ撮影)=16日(聯合)
北朝鮮は16日に金正日(キム・ジョンイル)総書記の65歳の誕生日を迎え、金総書記に対するひたむきな忠誠と米国の圧力に対抗する体制の維持を呼びかけている。65歳という節目のうえに旧正月連休も重なっており、昨年核実験を行ったというプライドを支えに、いつにも増してムードを盛り上げようとしている。

労働党政治局の崔泰福(チェ・テボク)候補委員兼秘書は15日に開かれた慶祝中央報告大会で、「金正日同志はわが党と軍隊、人民のあらゆる勝利と光栄の象徴だ」と述べ、全党員と人民軍将兵、人民は徹底した「首領決死擁衛精神」を持ち、革命の首脳部を政治思想的に命をかけて支えなければならないと主張した。

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞も16日付の社説で、金正日同志は国と民族の運命であり、不敗性と尊厳の象徴だと強調した。いかなる試練があっても金総書記を信じ、金総書記に従う先軍革命同志になるべきだと呼びかけた。

 忠誠とともに強調されているのは、持続的な国防力強化を通じた体制の維持だ。崔秘書は、朝鮮半島では米国の対北朝鮮敵視政策で厳しい情勢が続いていると指摘し、誰であれ北朝鮮の自主権や尊厳を損ねる行為は、北朝鮮軍や人民が断じて許さないと述べた。核実験についても「先軍政治の誇らしい勝利であり、5000年の民族史に特記すべき歴史的な出来事だ」と評価した。

 4月15日には金日成(キム・イルソン)主席の95回目にあたる誕生日、4月25日に北朝鮮軍創建75周年記念行事を控え、こうしたムードはさらに高まる見通しだ。


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