昨年中盤以降、改善傾向をみせていた地方経済が、12月からはやや萎縮している。韓国銀行が16日に発表した地方経済動向によると、地域本部のモニタリングと地方統計を総合分析した結果、昨年第4四半期の地方製造業生産は明らかに鈍化し、企業の体感景気も悪化している。
 製造業生産状況を地域別に見ると、京畿道と慶尚道は、電子部品、映像・通信機器の輸出鈍化に伴い生産が大きく縮小した。蔚山市は異常高温気候とストライキの影響で石油精製、自動車生産が低調だったほか、忠清南道は電子部品、映像・通信機器、化学製品を中心に増加傾向が鈍化を示した。主力業種の生産活動は、今年1月に入っても大きく改善される兆しをみせていない。

 一方、サービス業については、前年より長い秋夕(旧盆)・年末休暇、前年の双春年(陰暦で1年に2回立春がある年)結婚ラッシュ、物流増加などを反映し、ほとんどの地域で堅実に拡大が続くとの見方が示された。このほか、建設業界は建設景気の低迷に難しい状況に置かれる見込みだ。


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