親日反民族行為者の子孫40人余りが所有する土地270万坪が国に還収され、独立運動記念事業などに使われることになった。
 国家報勲処の朴維徹(パク・ユチョル)処長は15日、今年の主要業務計画の発表を通じ、親日派に帰属する財産を活用した独立運動記念事業を推進する方針を明らかにした。親日派子孫が持つ財産を「殉国先烈・愛国志士事業基金」の財源にできるようにした「独立有功者礼遇に関する法律」に基づいたもの。政府は昨年12月に、親日反民族行為者の子孫41人が所有する土地270万坪に対する調査開始決定を下しており、現在対象者から異議申し立てを受け付けている。政府は8月にもこれらの土地の還収が可能とみている。ただ、これらの土地には公示地価で換算すると700億ウォンを超える価値があることから、土地の所有者のほとんどが異議を申し立てているおり、還収手続きをめぐっては難航も予想される。

 一方、安重根(アン・ジュングン)の埋葬場所を中国・大連の旅順監獄周辺地域と確定し、中国政府に対し同地域の保存を依頼することも今年の業務計画に盛り込まれた。政府は北朝鮮とも協議の上、安重根の遺骨を南北共同で発掘する計画だ。


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