「連合司令部に代わる新韓米安保協定を」朴槿恵氏

米国を訪問しているハンナラ党の朴槿恵（パク・クネ）前代表は14日、既存の韓米連合司令部体制を代替する「新韓米安保協定」を提案した。ナショナル・プレスクラブでの講演で述べたもので、「米国が世界で最も効率的な安保体制のひとつである韓米連合司令部を解体し戦時作戦統制権を移譲するのは間違った選択だ」と指摘した上で、韓米の友好関係を一段階成熟させるためにはこの問題を再検討し、「新韓米安保協定」を設けるべきだと述べた。
　朴前代表は、自身が政権を取った場合には、米国との率直な対話を通じ韓米同盟の未来を設計し、これを基に韓米同盟を時代に合致した本格的なものに変えていきたいとの考えを示した。また、この十数年間で北大西洋条約機構（NATO）や日米同盟体制が新時代に適合した効率的な変化を成し遂げたように、韓米同盟も今後50年間続く新たな礎を設けたいと強調した。

　北朝鮮の核問題と関連しては、北朝鮮がすべての核兵器と核開発プログラムを完全になくすべきだと述べ、北朝鮮に対して限界線（レッドライン）を設け、これに違反する場合にはどのような結果を招くのかを明確にし、核を放棄する場合に得られる利益についても明確に提示する必要があるとの考えを示した。


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