李鍾ソク(イ・ジョンソク)前統一部長官は14日、6カ国協議妥結後の北朝鮮の核問題解決見通しについて「後戻りはしないだろう」との見方を示した。MBCのラジオ番組に出演して述べたもので、今回の合意は不完全な側面もあるが、次のステップに進むための過程だと強調した。合意内容については、すべて重要なものだが、特に核廃棄と米朝関係改善の2つを初期履行措置を通じて実践していくことで合意したことは大きいと評価した。ただ、不完全な面は今後の進行過程で追加協議を通じて解決すべきだが、協議過程は平坦ではないとの見方も示した。
 北朝鮮への支援のうち韓国の担当部分については、韓国が70%となっており、韓国が最大の利害当事者として主導的に参加すること自体が重要だと述べた。また、北朝鮮に対しどれだけ支援するかよりも、米国がテロ支援国の指定解除などの措置をとるかどうかが重要なバロメーターになると指摘した。

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 朝鮮半島平和協定に向けた論議の可能性と関連しては、南北間の軍事的緊張緩和が進まなくてはならず、すぐに論議されるよりも、初期履行措置が実行されるかどうかを見ながら論議されることになるとの見通しを示した。


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