首脳会談前に握手を交わす盧武鉉大統領(左)とサパテロ首相=13日、マドリード(聯合)
首脳会談前に握手を交わす盧武鉉大統領(左)とサパテロ首相=13日、マドリード(聯合)
スペインを国賓訪問中の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は13日、スペインのサパテロ首相と首脳会談を行い、両国間の実質的な協力を増進させることで合意した。また、両国間の高官級政治対話を定例化するとともに、経済共同委員会、科学技術委員会を開催し交流協力を強化していく方針を固めた。

両首脳は20項目の共同宣言文を採択し、盧大統領の初の国賓訪問が両国を未来志向的な協力関係に発展させるきっかけになったと評価した。今回の訪問期間中に話し合われた経済協力策の実質的な履行に向け、1994年に締結された経済協力協定に基づき、両国高官が参加する経済共同委員会を早期に開催することで合意した。韓国・欧州連合(EU)自由貿易協定(FTA)交渉を早期に開始する必要があることでも認識を共にした。観光協力協定の締結と、観光・貿易、民間交流の強化に向けた航空直行路線の開設に支持を表明する一方、両国の科学・技術研究開発への取り組みを共有するために科学技術共同委員会を開催することを決めた。

 両首脳は「ドン・キホーテ」の作家、セルバンテスの名にちなんだセルバンテスソウル文化院の開設を歓迎し、盧大統領は年末または来年初めの開院式を機にフェリペ皇太子の訪韓を要請した。また、スペインの一部の大学で韓国文化が研究されているなど、スペインで韓国に対する関心が高まっていることに満足を示した。

 このほか、両国は刑事司法連携条約、軍事機密保護協定、社会保障協定、青少年協力約定などの早期締結を目指し積極的に支援することで合意した。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0