国内唯一の研究用原子炉「ハナロ」に、原子力発電所の核燃料性能を独自で検証できる核燃料試験設備が設置された。

科学技術部は13日、韓国原子力研究所がこのほどこの設備の設置を終え、来月から11月までテスト運転すると明らかにした。試運転終了後は科学技術部から運営許可を得て、来年初めから本格的な核燃料燃焼試験を行う計画だ。この事業は科学技術部が2001年から220億ウォンを投入して進めた原子力中長期研究開発事業だ。新たに開発された核燃料は、研究用原子炉で安全性が検証されて初めて原子力発電所に使用できるという。

科学技術部は「核燃料試験設備の設置により、海外で行ってきた核燃料燃焼試験を国内でも行えるようになった」と説明している。年間20億ウォン以上の燃焼試験コストが削減されるうえ、高性能核燃料の開発に伴う原発の稼働率向上と核燃料コストの削減で年間1000億ウォン以上の経済効果が期待される。

この設備が設置された研究用原子炉は、米国、フランス、ノルウェー、カナダ、ベルギーなど10カ国余りにとどまっている。


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