北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男、正男(ジョンナム)氏が、16日に行われる金総書記の誕生日行事に出席するため経由地の北京に到着した。北京在住の正男氏の知人によると、13日に平壌に向かい、行事出席後に北京に戻ってくるという。
 正男氏の動向は日本のメディアが追っており、11日にマカオから北京入りした正男氏の姿が空港でとらえられている。北京訪問の目的を問う日本の記者らの質問に対し、正男氏は「個人的な用事で来た。6カ国協議や金融制裁とは関係ない」と述べタクシーに乗り市内に向かった。

 正男氏は日本のメディアが追跡していることから、北京市内のホテルに到着するとホテル警備員に記者を制止するよう頼み、そのまま7階に上がっていった。チェックイン手続きはしておらず、正男氏はその後駐車場に用意された車に乗り去って行った。ホテル関係者は、正男氏と思われる宿泊客はいないと話している。
 一方、正男氏の知人によると、日本のメディアへの露出が増え北朝鮮から不利益を被っているのではないかとの質問に対し、正男氏は「北朝鮮でもみんなわかっており、日本の報道は気に留めていない」と答えたという。

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