会見を行う金ハンギル議員=7日、ソウル(聯合)
会見を行う金ハンギル議員=7日、ソウル(聯合)
与党開かれたウリ党が所属議員23人の突然の集団離党で事実上の分裂状態にある中、残留議員と離党派グループは7日にそれぞれ記者会見を開き、統合新党のビジョンと名分を主張し新党主導権争いにしのぎを削った。

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 ウリ党議長候補に決定している丁世均(チョン・セギュン)議員はソウル・永登浦の党本部で行った記者会見で「中産層と庶民の権益を代弁してきた偉大な伝統を生かし、迅速かつ強力に大統合新党結成を進めていく」と述べた。ウリ党にこだわらず他政治グループや市民、社会団体とともに努力していくとの考えを示した。大統合新党の方法論には党内に若干の見解の違いがあるものの克服できないものではないとし、これ以上離党者が出ないよう務めると強調した。ウリ党はこの日、離党した康奉均(カン・ボンギュン)前政策委員会議長の後任に金振杓(キム・ジンピョ)議員を、辞表を提出した元恵栄(ウォン・ヘヨン)事務総長の代行に禹元植(ウ・ウォンシク)議員を任命するなど、集団離党の混乱収拾を図った。

 集団離党派の金ハンギル議員は、国会の議員会館で記者会見を行い「ウリ党で生まれるものが何もないと知りながら敗北を待っているのは責任者のあるべき姿ではない。党から出て突破口を開くことを党が希望した」と述べ、離党は不可避だったと主張した。集団離党派はこの日初めて会議を開き、交渉団体登録など今後の活動について話し合った。早ければ12日にも院内交渉団体を構成する計画で、その後は、ハンナラ党を除く他党議員とも連携態勢を取っていくとしている。中道改革勢力大統合の足場を固める考えだ。

 このほか、先月28日にウリ党を離党した千正培(チョン・ジョンベ)議員も記者会見を開き、他離党議員らと民生政治準備チームを結成したことを宣言した。未来志向的な民生平和改革勢力の大統合新党を結成し国民に希望を与え大統領選勝利の足がかりとしたいと述べ、民生政治に力点を置いていくとの方針を示した。

 また、これまで離党説がささやかれていた柳宣浩(ユ・ソンホ)議員が8日に離党する意向を明らかにした。これでウリ党議席数は109席になる。


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