電子業界と市場調査会社のディスプレーサーチ、ディスプレーバンクの資料によると、韓国の電子メーカーが、昨年の液晶ディスプレー、プラズマディスプレーパネル、有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)、ブラウン管の4大ディスプレー市場で国別の販売トップを記録することが確実視されている。

 液晶ディスプレーの場合、過去最大の売上高で5年連続で世界トップを維持したサムスン電子とLGフィリップスLCDなどの活躍に支えられ、韓国は260億3900万ドルの売上高を計上し、台湾・友達光電(AUオプトロニクス)や奇晶光電(CMO)といった台湾勢を追い抜き国別の売上高トップをキープした。販売面積を基準にしたメーカー別のランキングもサムスン電子がトップで、LGフィリップスLCD、AUO、CMOの順だった。

 日本と競合しているプラズマディスプレーパネル市場でも、モジュール出荷量を基準にしたメーカー別のシェアは、松下電器産業が31.6%を獲得し首位に立ったが、国別のシェアは韓国が51.6%で48.4%を占めた日本を追い抜き2年連続で1位となった。

 有機ELの販売台数では、韓国は2860万台で1位に浮上した。2005年に韓国は2200万台を販売し、2500万台に上った台湾にトップの座を明け渡していた。

 このほか、ブラウン管市場では昨年第3四半期までサムスンSDIとLGフィリップスディスプレーがそれぞれ29.9%のシェアを獲得した。年末までの販売台数を含む最終集計では両社のシェアが60%に達する見込みで、1999年以降8年連続でトップになると期待されている。


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