与党開かれたウリ党から金ハンギル前院内代表をはじめとする23人の議員が集団で離党を表明し、「国民統合新党」の結成推進を正式に宣言した。これに先立ち、林鍾仁(イム・ジョンイン)、李啓安(イ・ゲアン)、崔載千(チェ・ジェチョン)、千正培(チョン・ジョンベ)、廉東淵(ヨム・ドンヨン)、鄭成湖(チョン・ソンホ)の6議員が同党から離党しており、統合新党結成に向けた議論が始まって以来29人が離党したことになる。大量離党を受け、国会での議席分布はハンナラ党が127議席、ウリ党が110議席、民主党が11議席、民主労働党が9議席、国民中心党が5議席、無所属が34議席となった。また、今回の離党組だけで院内交渉団体の構成に必要な20人を超えている。

 離党を表明した23人は、「懺悔(ざんげ)と新たな出発」と題した声明を通じ、ウリ党中心の統合新党旗揚げは大きな意味がないだけでなく、旗揚げ自体ができないとの見方を示し、ウリ党が国民からの支持を得られなくなったことに対し責任を痛感するとともに、既得権を放棄し統合新党にとって「一粒の麦」になることが国民に対するざんげと反省の道だと離党の背景を明らかにした。

 離党組は今週末にもワークショップを開催し、院内交渉団体の代表選出などを進めるほか、先行離党した議員らとの対話を通じ、早期に陣容を固めていく考えだ。

 一方、集団離党についてウリ党の張永達(チャン・ヨンダル)院内代表は「分裂することが道理なのか。正しい方法ではない」と批判した。禹相虎(ウ・サンホ)報道官も「統合新党に対する党内の合意が形成されていないにもかかわらず離党するのは望ましくない」と述べている。

 野党ハンナラ党の金炯オ(キム・ヒョンオ)院内代表は、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領とともにいるのがいやになったという理由だけで、政治的に生き残りたいという理由だけで離党したようだ」と非難した。


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