大韓航空が先月6日に秋田空港の誘導路に誤って着陸した旅客機の機長と副機長を、業務上の過失責任を問い免職処分にしていたことが分かった。建設交通部航空安全本部と大韓航空が6日に明らかにした。

 乗客・乗員133人を乗せた大韓航空769便は先月6日午後12時20分、秋田空港に着陸しようとして滑走路ではなく誤って誘導路に着陸した。大韓航空の安全保安室は事故についての調査を先月24日に終え、旅客機を操縦していた機長と副機長に対し操縦士の過失という理由で免職を通告した。

 航空事故は通常、当局の調査結果が出た後に該当者に対する懲戒処分がある。しかし、今回の事故の場合、日本と韓国政府の調査が完了する前に大韓航空が懲戒処分に踏み切ったため、大韓航空の操縦士労働組合が不満を示している。また、免職処分を受けた機長と副機長も再審を求める考えだ。

 大韓航空関係者は、社内規定に基づく処置で、これに対し当事者が再審請求により釈明する機会もあり、問題になる点はないとしている。一方、建設交通部航空安全本部の関係者は、大韓航空から処分について報告を受けたが、航空会社内部のことで同本部が関与する問題ではないとの姿勢を示した。


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