これに対し青瓦台(大統領府)関係者は聯合ニュースの取材に対し、「首脳会談を前提にしたものではなく、北朝鮮への特使派遣の話が行き交っていた時期があり、記事にもなっている」と述べた。特使を送る話は最終的に立ち消えになったが、金前大統領がそれを首脳会談への手順と解釈したようだとしている。
金前大統領は、3カ国首脳会談の推進にあたり、イルクーツクではなく、金総書記が韓国側に来ることを強く望み、ソウルに来れなければ済州島や、軍事境界線の近くでも構わないとの考えから、結局ロシアからの提案を拒否し実現しなかったと明らかにした。
南北首脳会談の政治的利用については、2000年の首脳会談の際も北朝鮮側から、国会議員総選挙に助けになるのではないかと多くのことを要求され、むしろ会談をしないほうがいいとの考えを示したことを明らかにするとともに、総選挙に特に役立ちはしなかったのではないかとの見方を示した。
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