8日から開かれる6カ国協議で、北朝鮮が核凍結など共同声明の初期段階措置を履行することに同意した場合、韓国と米国が相応の措置として北朝鮮への重油提供問題を話し合うことも可能だとの立場を示している。

 6カ国協議で米国代表を務めるヒル国務次官補と韓国代表の千英宇(チョン・ヨンウ)朝鮮半島平和交渉本部長は4日に会談し、北朝鮮と重油提供をめぐる協議をしたことはないとした上で、「共同声明にエネルギーと経済支援と関連した条文がある」とし、重油問題を話し合いの対象から排除していないことを示唆した。

 韓国政府高官も「米朝両国の当局者から、北朝鮮が重油やエネルギー提供を求めているとの話は聞いていない」としながらも、重油は制度的・技術的にも、韓日米中ロ5カ国が合意すれば提供できるとの見方を示した。

 一方、千本部長はヒル次官補との会談後、次期協議の戦略について韓米間の最後の調整を行ったと述べ、「協議の戦略について完璧(かんぺき)な意見の一致を見た」と明らかにした。初期履行措置についての立場も一致しており、北朝鮮への相応の措置についても溝はないと強調している。


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