バーシュボウ駐韓米国大使は30日、朝鮮半島の非核化が実現すれば休戦協定に代わる平和協定に署名することになり、これが南北関係の転機となるとの考えを示した。アジア太平洋政策研究院が主催した特別講演で述べたもの。来月8日に開催される6カ国協議について、共同声明に従い恒久平和体制が定着することを希望するとし、このように言及した。また、6カ国協議は緊張緩和と南北関係正常化、朝鮮半島の恒久平和の基盤作りにおいて重要な触媒としての役割を担うと述べ、平和協定が北東アジア地域情勢の安保と安定、繁栄の転換点となり地域安保環境に重大な変化をもたらすとの見通しを示した。平和体制について議論する別途のフォーラムには、韓国と北朝鮮、中国、米国が含まれることになるだろうと述べた。

 またバーシュボウ大使は、6カ国協議の再開日決定を評価した上で、「日程よりも重要なのは、5カ国が北朝鮮に対する核プログラム放棄の説得作業に協力しているという事実だ」とし、共同声明は当事国全てが完全に履行しなければならないと強調した。特に、北朝鮮が共同声明で約束した内容を守っていることに対し、5カ国は関係正常化、経済・エネルギー支援、平和体制に向けた努力という約束を守らなければならないと指摘した。

 国連安全保障理事会決議1718など対北朝鮮制裁については、法的拘束力のある経済制裁は北朝鮮がすべての核兵器と核プログラムを放棄するまで継続すると述べた。


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