エスオイル、自社株売却で大韓航空と交渉中

エスオイルは29日、自社株の28．4%を大韓航空に売却する交渉を進めていると明らかにした。同日の理事会終了後に公示を通じて発表した。既に市場ではこうした事実がささやかれていたが、初めて正式に確認した。

　同社は理事会で主要契約条件に関する指針を定め、契約交渉権限は会社経営陣に付与したという。ただ、売却の是非や具体的な契約条件についてはまだ当事者間の合意に至っていないとし、最終契約を結び次第改めて公示すると述べた。

　大韓航空側は、系列会社の韓進海運との資金分担など細部買入れ案を出しており、今月中には幹部間の結論が出る見込みだ。万一この契約が成立しない場合、エスオイルは筆頭株主のアラムコと大韓航空が共同で理事会を構成し経営を行うとされている。


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