21日に江原道・平昌で発生した地震以来、国民の地震に対する関心が高まる中、鉄道、空港、地下鉄などの耐震設計が不十分で、大型地震に無防備な実態が浮かび上がった。

 韓国鉄道公社、韓国空港公社など主要交通関係機関が28日に国会議員室に提出した耐震設計の現状に関する資料によると、耐震設計の鉄道と橋梁は全体の15%にとどまった。高速鉄道は53のトンネルと105の橋梁すべてが耐震設計なのに対し、一般の鉄道は、トンネルの8%(41か所)、橋梁の12%(310か所)、駅の33.7%(197駅)が耐震設計されているにとどまった。

 空港の場合、国内の15空港のターミナルはほとんどが耐震設計となっているが、滑走路はすべてが耐震設計されていないという。仁川国際空港は、現在施工中の第2滑走路から耐震設計とする予定だ。

 ソウル市民1000万人の足となっているソウル市内の地下鉄では、耐震設計が行われている区間は全体の0.7%にすぎなかった。また首都圏電鉄区間で耐震設計されているのは3.1%で、仁川、大田の地下鉄はすべて未整備の状態だった。釜山の地下鉄は全体の4.8%に当たる区間で耐震設計されている。光州の地下鉄は全区間が耐震設計となっている。


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