国内で初めて繁殖に成功したシベリアトラの「白頭」が高齢のため23日に死んでいたことがわかった。飼育していたソウル大公園が30日に明らかにした。「白頭」は1986年にロッテグループの辛格浩(シン・ギョクホ)会長が米国の動物園から譲り受けソウル大公園に寄贈したシベリアトラ5頭の交配により生まれたもので、国内では初のシベリアトラ繁殖例となった。「白頭」自身も今年8月にもメスのトラと交尾し3頭の子どもをもうけるなど、これまでに19頭の繁殖に貢献した。ソウル大公園にとってはシンボル的存在だったが、今年で17歳となり人間では70歳に相当する高齢となっていた。ソウル大公園では「白頭」の死骸について、骨格標本として教育用に活用する考えだという。

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