外資系たばこメーカーが韓国軍への納入事業への参入を図ったが、いずれも審査で脱落した。陸軍は27日、軍に納品される非免税たばこを選定するため、韓国のKT&Gと米フィリップモリス、日本たばこ産業、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコの4社49製品を対象に審査を行った結果、KT&Gの製品を最終選定したと明らかにした。兵士らを対象にアンケート調査を行った結果、KT&G製品の品質が高く評価されたうえ、値段も外国産より安かったのが理由だと説明している。

 審査を通過できなかった外資系たばこメーカーは、いずれも慶尚南道地域に生産基地を置き、軍納品入札への参加を求めていた。これに対し葉たばこ生産協同組合中央会をはじめとする国内関連団体は、外資系たばこメーカーが葉たばこを国内生産せず輸入に頼っているため、自らの生存が脅かされると主張し反対していた。

 軍部隊での外国産たばこの販売問題をめぐり、陸軍は来年9月に予定されている「2008年物品選定審議委員会」で改めて審議を行うとしている。


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