全就業者のうち50代以上の割合は2000年の23.0%から今年は27.4%に上昇したが、若年層の割合は2000年より4.7ポイント下落の18.4%、30代は2.5ポイント下落の26.5%だった。高齢化の進行とともに若年層がきつい仕事を敬遠していることから、こうした傾向は今後も続くと研究所は予想している。
また、過去2年間に製造業の雇用は減少しサービス業の雇用は急速に増えたが、賃金水準の低い社会・事業サービス業分野を中心に雇用が拡大したため良質な雇用は足りないと指摘した。サービス業の中でも勤続年数が長く賃金水準も良好な雇用は約7万8000人で低い水準だという。
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