潘基文(パン・ギムン)次期国連事務総長は26日、6カ国協議の進展に向け事務総長として補完的な役割があれば果たす意向を表明した。来年1月1日からの任期開始を前に一時帰国した潘氏が、ソウルの外交通商部庁舎で記者団と懇談した席で述べた。

このほど休会となった6カ国協議で具体的な成果がなかったことは残念だとしながらも、6カ国協議の枠組みが維持されていることを評価し、希望を失わず解決できるとの信念を持って交渉に臨むことが重要だと強調した。

国連には地域紛争や平和維持活動(PKO)問題など懸案が山積していると紹介した上で、心理的な負担があるがこれまでの経験と国民の声援、激励を基に努力すれば解決できると自信を示した。中でも最も注目されている北朝鮮の核問題に関心を持って取り組むと述べた。ただ、当面は平壌を訪問する計画はないという。

自身に対する期待が大きいことを指摘されると、韓国出身の事務総長に期待するのは自然なことで尊重すべきだとしながらも、事務総長としての活動を円滑に行って初めて韓国の地位と韓国人に対する評価が高まると答えた。


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