全羅北道南原市の動物園から脱走していたサルが1年10か月ぶりに捕獲された。南原消防署と韓国野生動物保護協会によると、22日午後2時ごろ、南原市内にある教会の階段にサル2頭がいると住民から通報があり、駆けつけた救急隊がサルを捕獲した。このサルは昨年3月に南原ランド動物園から逃げ出したニホンザル5頭のうち、捕獲できなかった2頭とみられる。

 周辺では昨年からサルが民家などに入り込みえさを食べているとの通報が相次いでおり、数回にわたり捕獲作戦が行われたものの捕まえられずにいた。ある住民は「昨年から犬のえさをたべたり、干し柿を食べているのを目撃している。子どもたちが投げる菓子を食べるなど、サルを見かけた住民は多い」と話している。

 消防署は、飼われていた動物園が閉園していることから、動物保護協会に預け引受け先を探す考えだ。南原ランド関係者は「飼料代の負担から動物園は閉鎖しており、サルを返されても彼らの生計は保障できない」と話している。


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0