在韓米軍基地の平沢移転、2013年に先送りの見通し

ソウル・竜山の在韓米軍基地を京畿道・平沢に移転させる政府計画が、2008年末から2013年末へと5年程度先延ばしとなる見通しだ。

政府消息筋が13日、2008年中に平沢への米軍基地移転を完了するとした当初の計画は現時点で事実上実現の可能性は低いとの見方を示した。関係官庁は協議の末、移転と平沢基地完工を2013年末にする方向でこのほど意見をまとめ、来週中に米軍基地移転事業計画全般を盛り込んだ在韓米軍基地施設総合計画（マスタープラン）を最終確定し正式発表する予定だという。

政府関係者は計画延期について、基地移転に関する韓米間の協議が遅れているほか、平沢の基地予定地の住民や一部の市民団体の反発などで土地造成作業に支障が生じているためと説明した。米軍基地の平沢移転が先送りされる場合、竜山基地の韓国返還時期と竜山公園の造成事業、平沢地域開発事業なども当初計画からの大幅なずれこみは避けられない。　

一方、国防部の在韓米軍基地移転事業団は、平沢の米軍基地予定地で来週中に残りの空き家50軒余りの撤去作業を終わらせ、来年3～4月から基地造成に向けた作業に本格着手する予定だ。


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