6カ国協議で韓国側首席代表を務める千英宇(チョン・ヨンウ)朝鮮半島平和交渉本部長は12日、バンコ・デルタ・アジア(BDA)に関する問題は6カ国協議から分離して論議すべきで、必要に応じ双方の実務グループなど別途の場を設ける必要があるとの考えを示した。ソウル市内のホテルで開かれた第1回韓米西部戦略フォーラムに出席し述べたもので、6カ国協議の検討課題に大きな負担を与えるのは望ましくないとしている。
 千本部長はまた、北朝鮮の非核化ロードマップを協議を通じ策定するに当たり最も困難なことは、主要当事国間の利害関係が交錯した時だと指摘した。こうした状況で当事国がそれぞれ最優先しする課題は異なるとし、「同じパッケージの同じ商品にそれぞれ違う価格をつけている中で、どう調整しバランスを取るかが重要になる」と説明した。

 一方、北朝鮮の「安全保障」問題については、北朝鮮の立場では拒絶することができない安全保障や政治的・経済的インセンティブを与えれば、北朝鮮政府に非核化の約束を守らせる機会はあるはずだと述べた。


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0