釜山市西区の釜山大学病院救急センター横に建設される同センターは、地下2階、地上9階建て、延面積3685坪で、2008年6月の完工を予定している。国が100億ウォン、釜山市が40億ウォン、釜山大学病院が60億ウォンをそれぞれ投じる。各種先端装備を備え、早期診断と治療、予防広報と教育、患者の登録・管理、関連基礎研究や臨床研究、抗がん新薬の開発などを行う。また、テレビ電話を使った遠隔地との協力診療システムを構築するとともに、在宅患者の管理や医療費支援事業なども進めていく。
釜山市は、がんによる死亡者数が人口10万人当たり136.6人と全国で最も多く、がん発病率も首都圏に次ぐ2位となっているがこれまでがん専門病院がなく、患者は時間的・財政的な負担を強いられてきた。
釜山市関係者は、「がんセンターが建設されれば、患者がソウルなど首都圏へ集中することを解消するだけでなく、民間医療機関が担当しにくいがん予防やリハビリサービスなど包括的ながん管理事業を進めることができる」と期待を示している。
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