米国は来年1月に韓米自由貿易協定(FTA)第6回交渉に入る前に、コメや牛肉など意見の相違が大きい農産物分野で事前に閣僚級以上の高官級会議を開き、韓国政府と意見調整することを希望している。

農林部のペ・ジョンハ国際農業局長は12日の記者説明会で、韓米FTA第5回交渉での農業分野の交渉結果を明らかにした。農業分科は中断などなく日程を消化したが、米国は交渉の進行が遅いとして、交渉の大詰め段階では高官級会議を開き重要事案を扱うことを考えているという。韓国は交渉開始前の高官級会議開催について、これから検討する方針だ。

また米国産牛肉の検疫に関しては、安全性を追及し管理する問題でFTA交渉の専門家ではなく技術的専門家の協議が必要だとし、FTA交渉では輸入衛生条件を扱わなかったと説明した。米国は近く、何らかの形式で技術協議を要請するとみられ、韓国もこれに応じる可能性が高いようだ。

ペ局長はコメについて、「韓国はコメを関税撤廃対象から完全に例外とすべきと主張してきた。米国がコメ問題に触れるなら交渉決裂も辞さない」と強調した。

農業分科交渉を全般的にみると、235品目のセンシティブ品目を含め関税撤廃方向が定まっていない500品目に対し話し合いが進められ、互いに率直に意見交換したが実質的な進展はなかったとした。第6回交渉ではセンシティブ品目に対する具体的な処理策を話し合うため、激しい攻防になるとの見方を示した。


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