来年はオゾン層破壊物質の使用規模が大幅に減る見込みだ。オゾン層破壊物質を生産する企業や使用者団体、専門家らからなる特定物質需給調整審議会が、16種類のオゾン破壊物質について、来年の生産量と消費量の割り当て計画を確定した。
 産業資源部が12日に明らかにした計画によると、冷媒や洗浄剤に使われるフロンガスの場合、来年の生産量は1380オゾン破壊係数(ODT)トン、消費量は1373ODTトンで、これまでの85%程度に抑えられる。ハロンガスの生産量と消費量もこれまでの70%に減り、主に電子製品などの洗浄剤として使われてきたトリクロロエチレン(TCE)系の111-TCEは50%まで下がる。

 この計画は韓国が1992年に加盟した「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」の削減スケジュールと国内の削減計画案に基づく。2010年にはオゾン層の破壊規模が大きいフロンガスとハロンガス、四塩化炭素の新規生産と輸入が全面的に禁止される予定で、これを冷媒や消化剤などに用いている企業は代替物質の準備など対策を急ぐ必要があると産業資源部は指摘する。

 オゾン層破壊物質の代替事業については、政府が「特定物質使用合理化基金」を作り支援している。来年も84億ウォンの予算を活用し、企業による代替物質への転換を誘導する計画だ。


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