米政府の対北朝鮮政策全般を確認し総合的な解決策を提示する北朝鮮政策調整官に、6カ国協議で首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア担当)が内定した。来週正式に発表されるとみられる。複数の外交消息筋が5日に明らかにした。

 ブッシュ大統領は法律上、16日までに北朝鮮調整官を任命しなければならない。これまで慎重に人選を進めてきたが、ヒル次官補と国務省側の強い希望と6カ国協議の展開状況などを考慮して任命を決定したようだ。

 ブッシュ大統領が特使として任命する北朝鮮政策調整官は、任命後90日以内に対北朝鮮政策に関する検討報告書を作成し、大統領と議会に提出することを義務付けられている。6カ国協議首席代表と大統領特使を兼任することになるヒル次官補の今後の活動が注目される。


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