黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学教授の論文捏造(ねつぞう)をすっぱ抜いたMBCの時事番組「PD手帳」が、先月30日にシンガポールで開かれた第11回アジア・テレビジョン・アワードで時事番組(31分以上)部門で最優秀賞を受賞した。受賞したのは「PD手帳はなぜ再検証を要求したのか」の回で、6か月にわたる綿密な取材と科学的な分析を通じ、世紀の科学的発見である人間の胚性幹細胞(ES細胞)研究に学術的な間違いと操作があったことを突き止めたことが評価された。

 今回のテレビジョン・アワードは時事、ドキュメンタリー、ドラマ、トークショー、リアリティーショーなど33部門で1300本の番組が競った。韓国からはMBCのヒューマンドキュメンタリーシリーズ「愛」のうち「君はぼくの運命」がドキュメンタリー番組部門の最優秀賞に輝いたほか、KBSのドキュメンタリー「ミステリー追跡、黄金のコウモリ」「Rain(ピ)を誕生させた7人」、テレビ文学館から「鳥よ鳥よ」なども受賞作となった。SBSは、グランプリに相当するベスト・チャンネル・アワードを受賞した。


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