イ・ミョンバク前ソウル市長が21日、漢陽大学で「大学教授」としての初講義に臨んだ。
 イ前市長は市長退任後、全国各地の大学を回りさまざまなテーマで講演してきたが、大学教授の資格で講義するのはこれが初めて。在職中にも複数の大学から招聘(しょうへい)教授のオファーはあったものの固辞してきた。退任後の9月初め、漢陽大学行政自治大学院の招聘教授を任され、この日任命状を受け取り初教壇に立つ運びとなった。

 イ市長は学部生と大学院生ら約600人を前に、「創造的挑戦が歴史を変える」とのテーマで講義した。若者の就業問題、保護者の私教育費問題、市民の住宅問題の3点を国民の最も大きな「苦しみ」として挙げ、「これらを解決しない限り、国民所得2万ドル、3万ドルを達成しても国民はつらい」と指摘した。特に住宅問題に対する政策の必要性を強調した。不動産以外に教育、福祉についても現政権の政策を厳しく批評した。


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