与野党は20日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領とブッシュ米大統領が先の首脳会談で、北朝鮮が核兵器を破棄する場合には朝鮮半島の平和体制構築に向け、休戦状態となっている朝鮮戦争の終了を公式に宣言することを協議したことについて、一斉に歓迎する意向を示した。

 与党開かれたウリ党は、「朝鮮戦争の終戦宣言が実現されれば、朝鮮半島に恒久的な平和体制を定着させるきっかけになる」と強調し、野党ハンナラ党も、朝鮮半島平和の新たな地平を開くことになると高く評価した。

 ウリ党の金槿泰(キム・グンテ)議長は同日、国会で開かれた非常対策委員会の会議で、韓米首脳会談とともに北朝鮮も前向きな立場を示すことが期待されるが、朝鮮半島問題で韓国政府が影響力を失わないことが何よりも重要なだけに、韓国も南北対話に積極的に乗り出す必要があり、人道的支援を通じた北朝鮮支援事業を慎重かつ積極的に検討しなければならないと述べた。

 金ハンギル院内代表も、朝鮮戦争が正式に終了すれば休戦協定を平和協定に変え、米朝の国交正常化が可能となり、朝鮮半島に本当の春をもたらす意味のある宣言になるはずと話した。

 一方、ハンナラ党の姜在渉(カン・ジェソプ)代表は、最高委員会議で、朝鮮戦争の終了は朝鮮半島の恒久的平和定着に向け必要不可欠な措置だが、完全で検証可能な核兵器の撤廃が優先されなければならないと慎重な見方を示した。

 民主党の柳鍾ピル(ユ・ジョンピル)報道官は、今回の発言を機に米国の対北朝鮮政策の実質的な変化と、これを通じて朝鮮半島の非核化実現につながることを期待するとし、民主労働党の朴用鎮(パク・ヨンジン)報道官は、何よりも大切なことは米国の実践意思だと指摘している。


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