中国産の養殖イシガレイから発がん物質のニトロフランが検出されたことを受け、政府は中国から輸入された養殖イシガレイに対する検査を実施する。海洋水産部と食品医薬品安全庁、国立水産物検査院が20日に明らかにした。

 ニトロフランは合成抗菌剤の一種で、中国では魚類の養殖に広く使われている。発がん性が指摘されており、中枢神経異常や遺伝子変異を引き起こす可能性がある。10月末現在、中国から輸入されたカレイは944トンで、このうち290トンが発がん性が疑われる養殖イシガレイだ。

 中国産水産物でマラカイトグリーンが検出された昨年以来、政府は中国から輸入される養殖水産物全体に7種類の抗生物質検出検査を行っている。290トンのうち4月までに8件、49トンのイシガレイからマラカイトグリーンが検出されるなど、17件、82トンのイシガレイが食用に不適格として廃棄処分されている。


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