イランサッカーの聖地テヘラン・アザディスタジアムは韓国の若者にはなかなか超えられない壁があった。

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韓国が15日、イランのテヘランで行われた2007アジアカップ予選最終節、イラン戦で0-2で敗れた。精鋭メンバーが出たイランに対して力不足が予告されていた敗北だったが、選手起用など実験的側面も効果をみられなかった敗北だった。

韓国は今月末からカタールドーハで開かれるアジア大会に備え23歳以下の若い選手を主軸として試合に臨んだ。最前方にはキム・ドンヒョンとチョン・ジョグクがツートップを形成した。左右サイドのイ・チョンスとチェ・ソングクは位置を変えて相手サイド攻略を試みた。

MF中央ではイ・ホとキム・ジョンウがダブルボランチとして布陣、フォーバック守備ラインは左サイドからキム・チウ、キム・ドンジン、キム・ジンギュ、チョ・ウォンヒがついた。ゴールポストはキム・ヨングァンが守った。

一方、イランは自国ファンに喜びを与えるためにハセミアン、アリカリミ、ネクナムのベストベストメンバーを稼働、前半2分、韓国のクロスバーを叩くなど初盤から韓国を激しく追いこんだ。

前半、韓国の唯一のチャンスは終了直前キム・ドンジンのシュートだった。イ・チョンスのフリーキックがイランゴールキーパーの手に当たってはじくと、キム・ドンジンが左足で蹴ったがゴールラインに立っていた守備手が防いだ。

イランにオフサイド4つを誘導し、無失点で前半を終えた韓国は、後半試合が始まるやいなや崩れた。後半3分、ティモティアンが右サイドラインを突破してクロスをあげ、エナヤティがゴール前に飛び込み、ヘディングでゴールネットを揺らした。

韓国は後半37分、キム・ジンギュの大砲のようなフリーキックによる直接シュートもゴールキーパーの固い守りでイランのゴールポストを割ることができなかった。むしろ終盤の追加ゴールを許してしまった。

この日の敗北で韓国は3勝1敗2分けとなり、4勝1敗2分けを記録したイランに続きB組2位で来年7月のマレーシア、タイなど東南アジア4カ国が共同開催するアジアカップ本選に出場することになった。

イラン戦歴代通算戦績は8勝8敗4分け。ファーベーク監督は赴任後、2勝2敗2分けを記録した。


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