サムスン電子がベトナム・ハノイに工場を新設する方向で検討していることが分かった。同社の朴商鎮(パク・サンジン)副社長(東南アジア総括)が15日に明らかにしたもので、ベトナムが東南アジアの中央部に位置しているほか、経済が急速に成長している点を考慮しているという。同国では現在、ホーチミン工場でテレビを生産しているため、ハノイでは携帯電話やモニターなど情報技術(IT)製品を中心に生産する方針だとしている。

ベトナム市場は、今年100億ドルと予想される同社東南アジア総括の売り上げの5%にすぎないが、売上に占める割合が持続的に拡大していることから追加投資が必要と判断した。朴副社長はまた、タイやインドネシア、フィリピン、マレーシアなど東南アジア6カ国の現地生産工場を事業分野別に再編するなど特化戦略を進めるとしている。


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