6カ国協議韓国首席代表の千英宇(チョン・ヨンウ)朝鮮半島平和交渉本部長は14日、6カ国協議の再開時期について、12月中旬までに可能との考えを示した。平和放送のラジオ番組のインタビューに対し述べた。

 千本部長は、「6カ国協議をいかに早く再開するかより、協議が再開された時に実質的な成果を挙げるよう準備することが重要だ」と述べた。

 一方、韓国政府が前日に拡散安全保障イニシアチブ(PSI)への正式参加を見送ったことにも言及した。状況を考慮して結論を出したが、今後PSIに参加する道が閉ざされたわけではなく、状況に応じ参加する道は開かれていると強調した。PSI参加については、「多くの人々がどう考えているかという認識問題を解消することも重要だ」とし、懸念が解消されて初めて参加への環境が整うとの見解を示した。

 また、駐韓米国大使館がこのほど北朝鮮の国連代表部と接触したことも認め、北朝鮮が6カ国協議に対しどのように考えているかについて有用な意見交換があったと説明した。千本部長は、北朝鮮が6カ国協議に復帰し核廃棄に関する意志が確認されれば、米国も真剣な交渉に入る準備ができているとの見方を述べた。

 千本部長は15日、ベトナム・ハノイで開催される韓日米6カ国協議首席代表会合に出席するため同日午後、出国する。


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