造船業界ビッグ3の現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋の受注が好調で、今年390億ドル突破は堅い見通しだ。

 造船業界が14日に明らかにしたところによると、当初の受注目標は造船・海洋設備部門を含め、現代重工業が108億ドル、サムスン重工業が77億ドル、大宇造船海洋が100億ドルだった。しかし、液化天然ガス(LNG)船などの高付加価値船舶の大規模受注、海洋プラント分野の急成長を受け、3社とも上方修正した。現代重工業が140億ドル、サムスン重工業は130億ドル、大宇造船海洋は120億ドル程度を見込んでいる。

 造船74億ドル、海洋プラント34億ドルの受注を計画していた現代重工業は、9月現在、海洋・プラント部門で120億ドルを達成した。さらに10月に受注した約10億ドルを含め、年末までに140億ドル以上の受注を見込み、今年は同社過去最高の受注額を予想している。

 サムスン重工業は10月末現在で造船72億ドル、海洋プラント45億ドルを受注しているほか、12月までに多数の契約を残している。来年度の受注量を考慮し今年は130億ドルにとどめ、来年に持ち越そうという声が内部から上がるほどの好調ぶりだ。特に海洋は昨年15億ドルにとどまったのに対し、今年は原油高の影響で2倍以上の増加を示した。

 大宇造船は目標を造船75億ドル、海洋プラント25億ドルの計100億ドルとしていたが、10月末現在、造船が65億ドル、海洋プラントが40億ドルの計105億ドルを記録、すでに目標を超えた。ドリルシップ(船型リグ)やボーリング関連プロジェクトの増加が海洋プラントの急成長につながった。造船部門では上半期にオイルタンカーやLNG船の発注が増え、下半期には超大型コンテナ船の発注が続いている。船舶発注隻数の増加に加え価格が高く、受注額が全体的に急増した。


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