握手を交わすホンコーチ(左)と反町監督=13日、昌原(聯合)
握手を交わすホンコーチ(左)と反町監督=13日、昌原(聯合)
14日に行われるオリンピック代表チーム21歳以下(U21)によるサッカー韓日戦で、それぞれのチームで指揮をとる2人は、日本のJリーグで活躍した元同僚でもある。今回の試合で韓国はピム・ファーベーク監督に代わり、ホン・ミョンボコーチが采配を振るう。

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 ホンコーチは「日本で言葉も通じないつらいときに、真っ先に助けてくれたのが反町康治監督だった。特にJリーグでは同じチームでウォーミングアップのパートナーとして体をほぐしたりした」と語る。反町監督も「日本でも立派な選手だったが、韓国サッカー界で重要なポストについているのを見るとうれしい」と当時を振り返る。

 ホンコーチは、プロサッカー浦項スティーラーズからJリーグのベルマーレ平塚に移籍した当時、現役時代の反町監督とともに活躍した。反町監督はその後引退しスペインでのコーチ留学に出たため、2人が同じチームで活躍したのは1年にすぎなかったが、チーム内ではまたとない親友として過ごした。

 13日に昌原を訪れた反町監督は、会見後に旧知の親友と出会いしっかりと握手を交わした。ホンコーチは「反町監督は欧州で留学し、Jリーグでも4年間の指揮官経験があるなど、立派な指導者になった」と述べると、反町監督も「初めて会ったときからとても優れていると感じた。当時の日本でもすばらしかった」と9年前のできごとを振り返った。

 しかし、ホンコーチにとっては韓日戦にかける意気込みは並々ならぬものがある。1993年のワールドカップ米国大会のアジア予選で日本に1対0で負けた当時、「また日本に負けるときがあればスパイクを脱ぐ」とまで言っていたほどだ。そうした覚悟によるものか、ホンコーチの現役時代、韓日戦での成績は5勝1敗2分けと立派なものとなっている。

 パートナーだった2人がライバルとして激突するU21韓日戦は14日午後8時に昌原総合運動場でキックオフを迎える。


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