外換カードの株価操作に加担した疑い(証券取引法上不正取引禁止)が持たれている米ローンスターのショート副会長とトムソン理事に対する逮捕状が、再度棄却された。ソウル中央地裁の令状担当判事は8日、棄却理由について、被疑者らの国籍と居住地が米国であり、実質的な逮捕のために令状が必要だとする理由が不足していると説明した。また、おなじく外換カード株価操作を共謀した容疑のローンスターコリアの柳会源(ユ・フェウォン)代表の拘束令状も棄却された。被疑者は現在、出国停止となっており、逃亡や証拠隠滅の恐れはないと判断されたもの。

 経営陣3人への令状がすべて、3日に続き再度棄却されたことで、外換銀行が外換カードを合併する過程でローンスター経営陣が虚偽の事実を流布し株主に損害をもたらした疑いについては、究明が困難になる可能性が高まった。裁判所と検察の対立も悪化するものと思われる。大検察庁(最高検に相当)の蔡東旭(チェ・ドンウク)捜査企画官は、令状棄却理由を検討し資料を補完した上で、早期に改めて請求を行う方針を示している。


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0